介護・バリアフリー

介護保険改修工事

福井市 A邸 介護保険改修工事②

敷居の段差を撤去しました。

今までは5センチの敷居があり、足腰の弱いご年配の方にはきつい段差でした。
通常ならば、トイレ面の床を改修して敷居を撤去するのが簡易的ですが、今回は廊下とトイレ内の床面の高さが同じでしたのでお客様のご予算を考え、敷居だけ撤去することにしました。

まずは敷居を撤去して、下地補強して敷居材を打ち込みます。
この場合、両サイドの木枠に敷居がはまっていた為、似た材質の木材で埋め木をします。
場所によっては敷居の下から両サイド5寸釘で止めている場合もあります。
その場合はサンダー(電気カッター)で5寸釘を切って敷居をはめ込みます。

最後に塗装して終了!!
床面の切り口で怪我をしないように、敷居を造作して両床面に5mm厚みでかぶせました。
断面で見るとTの字で敷居をはめ込んだということです。
床を改修した場合は、段差は0センチになります。

トイレのドアも敷居を撤去した分、高さを長くして作りました。
表面の面材も似た物を使用して、ドアノブもレバー式にして開け閉めが楽になりました。

便器の隣にも移動や便器への立ち座りに便利なように手摺をつけました。
今回はお客様のご要望で横手摺のみにしましたが、足に負担が掛かる方には縦手摺やL型の手摺をご提案します。

以上でA邸の介護保険工事が終了。
何とか保険対照枠内で納めることが出来ました!!
後は施工後の申請を役所に提出してお客様の下には20万円のうち9割の18万円が返ってきます。

介護保険対象のお客様も早速手摺を利用してリハビリに励んでいました。
とても使いやすいご様子で喜んでいただきました!!

介護保険を利用した手摺や段差解消など、目的としては対象の方を保護する理由もありますが、実は一番の理由は自立出来るようにすることなのです。

介護保険改修工事を行う時は、毎回弊社は少しでもそのお役に立ちたい考えで、ご提案させて戴いています。
例え介護保険の対象でなくとも、お怪我をされる前に早めに手摺など生活に支障のある部分は解消していくことが良いかと思います。

少しでもお困りの方は、何でもご相談下さい。
お客様が生活し易くなるご提案をさせて頂きます。

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