増改築・大規模 坂井市 お寺改装工事 2010.08.22 お寺の改装をしました。 外装 リフォーム前 外壁はトタン貼りと塗り壁の組み合わせでした。 リフォーム後 玄関扉も塗り壁とあわせて黒に統一して重厚感が出ました。左側の扉は間口が広いので特注で作成しました。 外壁のトタンをめくって、焼杉と漆喰壁との組み合わせにして、和風調の雰囲気に仕上がりました。 玄関 リフォーム後 玄関戸廊下は木製扉で間仕切られていました。 リフォーム後 間仕切りの扉や下がり壁を撤去して、玄関の奥行きも広くしました。天井は格天井で大工の腕が光りました。土間のタイルは草履でも滑りにくく、広く見えるように大き目のサイズで仕上げました。来客用の下駄箱を設けて大勢の方がみえても大丈夫ですね。 リフォーム後 来客用の玄関との間仕切壁には釣鐘調の化粧壁を作りました。間には竹を格子状に設置。宮大工の腕ですね。カウンターも設けたのでお花や小物を置けるようになりました。壁は漆喰で、色はお客様のご要望もあり、特注で仕上げました。 廊下 リフォーム後 玄関との間仕切り扉が光りをさえぎっていました。 リフォーム後 天井が高く間仕切りをしても開放感が出ています。天井や化粧柱も全て塗装して落ち着いた雰囲気を出しています。床は檜の床材を使用して、奥の窓からも光りがさして程よい明るさになりました。 リフォーム後 襖は帯を入れて帯戸調に仕上げて、襖の上部は造作でおさ欄間にして換気が出来るようにしました。 和室 リフォーム後 以前は壁が無い状態でした。 リフォーム後 23畳の和室を作りました。畳は横一列に敷いて広く見えるようにしました。全面襖なので夏の暑い時期や行事ごとの時は、扉を全て撤去して開放することも出来ます。 リフォーム後 もともとあった構造体の一部である化粧梁もけやきなので磨いてクリア仕上げで復旧しました。一部の扉は出入りが多い為、白木で引き戸を作成しました。 お寺や文化遺産物の改装は腕利きの職人でないと出来る仕事ではありません。同じプランでも腕の差で仕上がりも全く違う物に変わります。すべての改装工事においても言える事なので、ますます弊社もお客様に喜んで頂けるよう、技術更新に力を入れていこうと思います。 坂井市 M邸 改装工事 前の記事 福井市 I邸 改装工事 次の記事